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私の経歴について

2025-02-08

1. 氷河期世代としての歩み

私は、いわゆる「就職氷河期世代」に該当する時代を生きてきました。

バブル崩壊後の不況により、90年代後半から2000年代初頭にかけて企業の採用枠は大幅に縮小され、新卒で正社員として就職することは極めて困難でした。

私自身、学業に特筆すべき成果を上げることができず、安定したキャリアのスタートを切ることができませんでした。さらに、20歳で交通事故に遭い、長期間の療養生活を余儀なくされたことで、社会に出るタイミングが大幅に遅れました。

その後の就職活動でも安定した職を得ることはできず、非正規雇用や短期間の契約社員として働く日々が続きました。初めて社会人としての職歴を築いたのは30歳を迎えた頃であり、それまでは経済的にも精神的にも厳しい状況が続いていました。

2. 30代からのキャリアスタートと厳しい現実

30代になり、施工管理業界に足を踏み入れたことで、初めて本格的なキャリア形成が始まりました。

職業訓練校で電気工事士の資格を取得し、施工管理業務に従事することで安定した職を得ることができました。しかし、施工管理業界には厳しい現実がありました。

  • 長時間労働が常態化し、労務環境が厳しい
  • 昇進や評価が必ずしも実力に基づかず、形式主義が横行
  • 資格の取得が容易化し、将来的な市場価値の低下が避けられない

私はこの業界で約10年間経験を積み、施工管理技士の資格を取得しながら、公共・民間工事の現場を管理しました。しかし、40代に差し掛かったタイミングで、市場価値が下がる前に施工管理業界から転職する必要があると判断しました。

3. 現在の状況

現在は電機技術系の職種へ転職し、主に機器の技術支援やシステム導入に携わっています。施工管理とは異なる分野ですが、現場経験を活かした業務改善やプロジェクト管理のスキルが評価され、技術職としてのキャリアを築いています。安定した環境のもと、新たな分野での業務に取り組んでいます。

また、氷河期世代としてキャリアの遅れを取り戻すためには、計画的な資格取得と環境適応が重要であることを実感しました。